お知らせ

歯科医院の開業のためには~ 準備編

こんにちは!株式会社ミサワのさかいと申します。これからは当HPにて、開業・改装件数1500件超のノウハウの一部ではありますが、ご開業の準備をされている、もしくはこれからお考えの先生方にお伝えしてまいります。ご開業の参考にしていただければ幸いです。また詳しくは弊社で定期的に開催しております開業セミナーや担当者との開業相談にてより詳しくお話が出来ますので、そちらもご利用ください。

開業計画の立案の前に、まず開業を先生方でそれぞれお考えされた際に、5W1Hの考え方に沿ってお考えされると、開業計画の骨子がぶれずにまとまります。そうすることで、よりはっきりと先生方の診療の強みや他医院との差別化をはかることが可能です。

1.Why(なぜ) なぜ開業するのか? これは、先生方の深層心理にもかかわってまいりますが、なぜ先生は歯科医師として競合医院も多い中で開業するのか?という点です。大仰な理念を掲げる必要は決してございません。正直な気持ちとしてお考えをして頂きたいです。これが根底に根付くことで、より強固な意志での開業が可能になると考えられます。勤務医時代よりも多く稼ぎたい。社会的に認められたい。今までの経験値を活かして多くの患者により良い生活をおくってもらいたい。などです。これをアウトプットし、より患者向きの言葉に置き換えることで、経営理念や先生のプロフィール紹介につながっていくのです。

2.What(何を) 何をもって開業するのか? これは提供するサービスに係わってきます。例えば、今までエンド治療に係わることをずっと研鑽してこられたのであれば、それが先生の強みであり、開業した際の武器となります。これをより患者向きのサービスに置き換えることで、診療理念につながっていきます。これがスタッフ教育やマニュアル作りなどに活かされていきます。

3.Who(誰に) 誰に向けて開業するのか?こちらは診療理念に基づき患者となるターゲット層を見極めることが必要となります。全ての患者を対象とすることも良いですし、ピンポイントでターゲットを絞ることも有効です。それを次項と共にエリアを選定するために必要となる要素です。

4.Where(どこで) どこで開業するのか? こちらは、前項にて絞ったターゲットがより多くいるエリアかつ競合歯科医院が少ないエリアを選ぶことが必要となります。先生ご自身の希望エリアもおありだと思いますが、こちらはよりターゲットの集患が容易で、競合歯科医院が少ない場所をおすすめいたします。具体的な場所としては、快速や急行が停車しないような地方駅の駅前や、ロードサイドなどが最近ではおすすめです。エリアでも先生よりも年齢が高い方が多い場所であれば、少々競合歯科医院の数があったとしてもお勧めです。

5.When(いつ) いつ開業するのか?こちらは、現勤務先の退職時期などにも関わってきますので、事前に現医院の院長に開業について相談をしておくことが必要です。良い物件は時期を選ばず出てきます。より良い開業計画を推し進めるのであれば、事前に風通しを良くしておくことが最重要です。さらに良い物件は、同業者だけでなく他業種の出店希望も多いためスピーディに動くことが求められます。良いなと思うと即行動を心掛けて頂ければ幸いです。

6.How(どうやって) どうやって成功させるのか?こちらは経営戦術に係わる点です。医院経営をしていくうちに顧客のニーズに合わせた医院に、柔軟に変化していくことも重要です。医院の看板面をすべて開業時から埋めてしまっておくよりも、変化に対応できる「引き白」を残しておくことが重要です。医院の広さにもよりますが、ユーティリティルームやチェア配管を埋設させたセミナー室の導入などです。こちらは医院毎にあまたの選択肢がございますので、それぞれの医院作りの際にご提案をしてまいります。こちらが将来の可能性に大きくかかわるポイントとなりますので、ぜひ詳しくお話させて頂ければ幸いです。

以上の点から、5W1Hにて開業計画をまとめていきましょう。まずは、少しづつ開業に向き合っていくことで、ご自身の歯科医師としてのアイデンティティを確立し、より強固な医院をつくっていくことが可能です。まずは第一歩ですね!

また次回のブログにてお会いしましょう。

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